資源開発ネイチャー

ヨーグルト農法  お米栽培

ヨーグルト農法お米栽培は、比較的最近になって始まった栽培方法である。 ハウス栽培から始まったヨーグルト農法はりんご栽培、桃栽培、梨栽培、さくらんぼ栽培、と広まって来ました。

広まってきた農法から様々な効果を調べてみますと、一応に全ての作物栽培から同じような結果が見られました。

硝酸性窒素の含有量が下がった、 美味しくなった、 病害虫傷害が少なくなった、 結果的に収穫量が増えた、 産直で人気が出た

このような効果が各地から寄せられて来ました。 そんな時犬の散歩で田んぼ道を歩いているとき、お米でも 同じような効果があるかもしれない・・・・??? と思いつき早速次の年からヨーグルト成分を利用したお米栽培が開始しました。

ヨーグルト農法実施中

ヨーグルト農法では代かきを利用して土壌内にヨーグルト成分を添加します



ヨーグルト農法は植物の成長に直接影響する成分ではなく、有効な生育環境を形成する農法です

ヨーグルト農法は辛抱の農法です、1年~2年と連続的に使用しなければ効果は少ない

ヨーグルト農法は微生物と反応します。 


ヨーグルト農法 お米試験栽培

昨年、ヨーグルト農法お米試験栽培が行われました。
岩手県、山形県、秋田県、宮城県、お米栽培農家9件と山形県庄内農業高校で行われ、一定の効果を得ることができました。
9件の農家で行われた試験栽培から9件の農家から栽培情報が得られました。
細い情報はともかくとして食味数値と収穫量は予想していた数値でした

      

* 食味値数値        78 ~ 94 と幅広い数値が示された。

ヨーグルト農法以前の数値と比較して 低い農家で 3  高い農家では 9でした

* 収穫量          少ないところで  7.5    多いところでは   12 でした

一件を除いて昨年に比べ食味値の向上と収穫量に増収が見られました。

庄内農業高等学校で行われた試験栽培データが送られて来ました。  さすが 研究機関詳細なデータにビックリ・・・・



年度 ヨーグルト農法 お米試験栽培データ



ヨーグルト農法 お米試験栽培 データ  庄内農業高等學校




ヨーグルト対照区 草丈14.3116.9420.9429.8932.4938.6253.1862.9970.75
ヨーグルト対照区 茎数 6.7 8.6 9.2 12.8 16.9 23.2 25.1 23.6 22.4
ヨーグルト対照区 葉齢44.34.835.956.958.559.5510.411.75
9月14日
出穂後調査全長桿長穂長穂数茎数
ヨーグルト区103.8286.5617.262222.3
ヨーグルト対照区 105.76 87.95 17.81 19.9 20
分解調査桿長穂長止葉2葉3葉4葉第1第2第3第4第5
ヨーグルト区90.317.2524.534.1540.4540.1535.352117.2511.153.85
ヨーグルト対照区88.818.624.534.2542.34334.551.2517.2510.158

このお米栽培データは8月までのデータです。     対象区に対して有効な数値が見られます。


ヨーグルト農業資材 大ちゃん 使用方法

1、 ヨーグルト成分を1000倍に薄めて、苗床時 散布する

   10日経過して・・・・もう一度ヨーグルト資材1000倍で散布する

             

    ヨーグルト成分が添加された苗床     バケツに用意されたヨーグルト資材       かん水と同時散布

                 ・・・・・・・ 丈夫な苗木は農業の基本・・・・・・・

2、 代かき作業を利用して、50倍に薄めたヨーグルト資材を土壌添加する。
   トラクター上のヨーグルト資材タンクに小さい穴を開けることで少しつづ土壌に入る

                      

3、 8月カメムシ防除と同時にヨーグルト資材1000倍で葉面散布する
   カメムシ防除を粉で行う場合は、ヨーグルト資材単独散布する

                      

                        カメムシ資材と一緒に散布風景

聞きたいことが有りましたら、お気軽に電話してください。

(株)資源開発ネイチャー TEL:0197-23-7563

       

この水田は余目農協が行っているヨーグルト農法圃場です (山形県庄内)

一般的にお米栽培では、収穫量が増えれば食味値は下がり 収穫量が下がれば食味値は上がる傾向が見られます
2年間のヨーグルト農法試験栽培の結果・・・・ヨーグルト農法では食味値の向上と増収が同時に得られることが分かってきました。

つまり、肥料設定と土壌を含めた環境を重視して最良の栽培環境を見出せば、より高度な強い農業形成が得られます